4月12日放送のNHK将棋講座と将棋トーナメント
今日の将棋講座は美濃囲いの特徴について。杉本七段は「宜しくお願いしまth」と相変わらず「す」の発音のとき大きく息が漏れます(笑)。今日の講座の中では、「4九の金は美濃のカナメ」という格言がタメになりました。4九の金を簡単に上に移動させられては、ダメということです。
将棋トーナメントは、佐々木慎五段VS髙﨑一生四段の一戦。佐々木五段は髪が長く、眉毛が細くきりっとしていて、六本木でホストでもできそうな顔です。一方、髙﨑四段はおとなしめの髪型で、ちょっとオタクっぽい雰囲気のアキバ系と言えなくもありません(かなり強引ですが)。いわば、今日の一局は六本木VSアキバの戦いとも言えるでしょう(言えないか)。
試合は、先手の佐々木五段が居飛車、後手の髙﨑四段が四間飛車で結局両者とも穴熊に組むじっくりとした戦いとなりました。二筋の攻防で、髙﨑四段が桂取りに打った2八歩が良さそうに見えて良くなかったらしく、その間に佐々木五段が角を成り、さらに飛車角交換で手にした角を金銀と二枚替えするのに成功し、優勢になります。格闘技に喩えるなら、髙﨑四段が打った2八歩が不用意に出した右ストレートで、それに合わせた佐々木五段の5一角成りが意外に効くカウンターの左フック、そして飛車角交換から角と金銀の二枚替えが、畳み掛けのラッシュという感じでしょうか。その前の5三歩打ちのジャブも有効でしたね。これがあったから、5一角成りが効きました。
で、一挙に優勢になった佐々木五段が一方的に攻め続けるのですが、そこから最後の投了までが長かった。攻められている側の髙﨑四段もちょっとスキがあれば逆転してやるぞっていう感じで色々工夫した受けを繰り出して罠をしかけます。その様子は、何というか、頂上は見えてるんだけど、所々難所や落石のある険しい山を一歩一歩足元を確認しながら登っていくような感じでした。でも、一歩間違えば転げ落ちて逆転負けのその山を、佐々木五段は見事に登り切りました。
投了図では、髙﨑四段が打った2八歩が桂を取れないまま残っており、この手が悪手であったことを雄弁に物語っているかのようでした。
勝った佐々木五段は、行方尚史八段や、橋本崇載七段のような、伝統的な棋士のイメージからはみ出した、ちょっと「悪」の雰囲気があって女性にもモテるような気がします(^^)。 どんどん勝ち上がって将棋人気の向上に寄与して欲しいものです。
今日は『K-1 WORLD GP 2008 IN 横浜』のテレビ放送もありました。KO決着が多く、個人的には、大満足でした。その様子は、また後日。
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