お笑い無法地帯Vol.4&苦肉祭
先週日曜日から3つお笑いライブに行ってきました。
5月24日(日)の『お笑い無法地帯Vol.4』(当日1000円)、5月29日(金)の『苦肉祭』(当日1500円、パンフ見せると1000円)、そして5月31日(日)の『ミリタリーチャリティライブ』(予約して1000円)。いやー、安いですな。3つ合わせても3000円。ルミネTHEよしもとなんて、一回4000円ですからね。でも、これらの安いお笑いライブは、よしもとのようにある程度レベルが保証されてるというわけでもなく、リスキーな部分があります。
お笑い無法地帯Vol.4
場所は阿佐ヶ谷産業商工会館。初めて行ったのですが、小さな小学校の体育館みたい。パイプ椅子だし。
観客の入りもまばらで、ちょっと寂しい感じでした。ほとんどが初めて見る芸人ばかりで、ネタはピンきり。おもしろかったネタもありましたが、早く終わってくれないかなっていうのもありました。気に入った芸人さんは、猫柳ロミオ、中央線withyou、マナティ、中谷小雪、ミスアルプス、ヒカリゴケ、ポンちゃん人形、アンドレ、クリスタル大坪、レオちゃん、冷蔵庫マン、孔雀団、小林健太、カノン、東京タイツ。こうして書いてみると、結構いたなぁって感じですが、全部で26組出てましたからね。以下、気に入った芸人の備忘録です(ネタばれあり)。
猫柳ロミオ
ピン芸人。出身地である沖縄を東京と比較してアピールするネタ。こういう故郷自慢のネタって基本的に好きです。「住んでるところの家賃がWiiの値段と同じ」とか「深夜に騒ぐ若者を追い払うため若者にしか聞こえない高周波の音波が流れているという足立区の公園に行ってみたけど、こんな静かな公園あるのかっていうくらい静かだった」という掴みのネタもおもしろかった。
中央線withyou
女性の二人組み。男におごってもらえるのが当たり前と思っている凶悪な女を取り締まるダメ女取締り課の刑事のネタ。ダメ女がいいタイミングでトイレに行ってお会計のときにいなかったり、お財布すら持っていないことを指摘しては、「たいしたタマだぁ!」と叫ぶ刑事がおもしろかったです。ダメ女の方が逆切れして刑事の首をつかんでぐゎんぐゎん揺するシーンもおもしろかった。
マナティ
女性のピン芸人。前にも見たことがありますが、芸風は変わっていなかった! 合コンに行く30女の内面をえげつなく表現します(笑)。 「今日は合コン。私ももう30だし、がんばらないと。さあ、何を着て行こうかな。」みたいなことを普通にかわいく言った後、ばっと足を広げて重心を落とし、鋭い視線で会場を舐めまわしながら、「これから、迫りくる老いとの命がけの戦いが始まるんや~。気合をいれて化粧せんといかんのや~」と、内なる心の叫びを露わにします。あー、前の方の席でなくてよかったと心から思いました。その後も、表の自分と心の叫びを交互に表現しつつ展開していくのですが、ときどきネタがとんでしまい、「自分ガンバ、ドンマイ自分!」と自分を応援するのがかわいかったです。合コンの席で「若鶏」とか「養老の滝」とか年齢に関係する言葉の入った単語にいちいち反応するところもおもしろかった。
中谷小雪
女性の二人組み。どちらもしゃくれ顎(と、ネタの中で自分達が言ってました)だけど、結構かわいい。冷めたクールな女と、なんとかその子と会話を盛り上げてその子と交流を持ちたいと願う幸薄女のコント。幸薄女の方が、クール女の服装など色々「それかわいいねえ」って誉めて接近を図っても、クール女は「ああ、ありがと」っていうだけ。すると、幸薄女の方の態度が急変して、「こっちがかわいいって言ったら、そっちもこっちのことかわいいって言えや!こっちも色々かわいい服着てきとるんや」と内面を表現します。ちょっと、マナティの芸風とかぶるかな。その後も、空気を読まないクール女が幸薄女の神経を逆なでするようなことを言いまくり、そのたびに、幸薄女が荒れた内面を表現力豊かに表します。おもしろかったなあ。
ミスアルプス
「もし森進一がハトだったら」というネタをオーディションに投稿するためにビデオカメラに録画しようとするけど、ネタを始めようとするたび、録画ボタンを押してなかったり、カメラに虫がとまったり、いろいろ邪魔が入ってネタを始められないというネタ。これはおもしろかった!完成度高いです。こんな小さなお笑いライブではもったいないです。ミスアルプス、今後に期待大です。
ヒカリゴケ
ちょっと前に行った「ひとりよがりVol.12」というライブでやったのと同じ平泳ぎ実況のネタ。でも、おもしろかった!
ポンちゃん人形
腹話術。ギャル系の人形を使います(最初、黒人の女の子かと思った)。「あの子、ちょっとFK?」「FKって何?」「ファンデーション、濃くね?」みたいなギャル語ネタがおもしろかった。
アンドレ
下半身タイツ、上半身裸で舞台を走りまくったりして、基本的にこういうのはうるさいばかりで好きでないのですが、非常口を開けて「阿佐ヶ谷区民のみなさーん」と外に向けて叫んだり、最後、舞台の下の椅子とか入れる引き出しになっているところを開けて、その中に入って退場していったのには、不覚にも笑ってしまいました。
クリスタル大坪
大阪から来たという、第一印象「あぶない!」という感じのピン芸人。白のジャケットに白の縁付き帽子をかぶり、サングラスをかけ、なぜか背中に刀を背負い、右手にベルを持って、ときどき妙なタイミングで「チリン」と鳴らします。ネタはかみかみで、なんてことはないものだったと思いますが、とにかく見かけの印象が強烈!
レオちゃん
大柄だけど語り口が柔らかいピン芸人。最初の映画『ジョーズ』のパロディがおもしろかった。海に鮫が現れて、ジョーズのあの怖いテーマ曲が流れるんだけど、襲われる前に無事に浜辺にたどりついて、ビール買って飲んだり、砂に埋もれて遊んだりします。で、もう安全になっているのに、ずっとジョーズのテーマ曲が流れていて、その曲の怖いイメージと、砂浜で楽しむレオちゃんの様子のギャップが笑えます。オチがいまいちだったのが残念。
冷蔵庫マン
ついに見ました、冷蔵庫マン! 前から存在は知っていたのですが、見たのは初めて。今回のライブは冷蔵庫マンが目当てだったと言っても過言ではありません。で、その冷蔵庫マン、ダンボールで作ったと思われる冷蔵庫の被り物を着て、扉を開けた状態で「冷蔵庫ジョーク」を繰り出し、繰り出した後「寒い」と言いつつ扉を閉めます(笑)。冷蔵庫マンは、この世から笑いを消すために組織された「冷え冷え団」によって製造されたという設定で、「冷蔵庫ジョーク」は全ての笑いを凍りつかせるために発せられるものだそうです(笑)。よしもとに「シベリア文太」という芸人がいますが、似たような発想のネーミングと言えるでしょう。で、その冷蔵庫ジョークですが、意外におもしろく、ちょっと体温上がりました。ワハハ本舗のHPにも出ていますが、冷蔵庫マン、中野ご当地ソング『冷えて中野通り』という曲でCDデビューだそうです! 売れて欲しい!(けど、売れなそうだなぁ)
孔雀団
正統派漫才。ボケが坊主頭で、ほとんど言葉を発しない。ツッコミが激しくビシバシ坊主をたたきます。そして、「次やったら、ほっぺた紫色にしたるぞ」とかなんとか、こうして活字にしてみるとちょっと恐ろしいような台詞を発します。ネタはおもしろかった印象なんだけど、忘れてしまった。
小林健太
ピン芸人。効果音紙芝居で、色んな効果音の模写をします。赤ちゃんの鳴き声、おふろのちゃぷちゃぷいう音、心臓音などなど。おもしろいというか、すごい!っていう感じ。
カノン
最初、「悪の化身エルドラドが、今覚醒する!」とか言って妙な動きをしているから、あー、アニメオタクか、これはやばい、早く終わらないかな、と思っていたら、これがおもしろかった! 実はその悪の化身エルドラドの覚醒を演じているところを友人に見られてしまって、友人にからかわれまくるっていうネタ。いやー、カノン恐るべし。レッドカーペットとか出ないかな。
東京タイツ
下半身にタイツ、顔にはお化粧というミュージカル好きの変態がグルメレポートをするっていうネタ。いちいちとるポーズが変態チックで気持ち悪いです。ミュージカルつながりっていうことで、大西ライオンとコラボして欲しいです。
こうして書いてみると、おもしろい芸人さんがたくさんいたなあと思うけど、残念だったのは、一番前の方に何でもかんでもやたらでかい声で笑うおじさんがいたこと。ああいう妙に目立つ客がいると気持ちが引いちゃって、ネタのおもしろさが損なわれます。でも、最後に出てきたロックンロールコメディショーは、その人たちを使ってスプレーみたいなのを噴射させていたから、常連客なのかなあって感じです。なので、自分としては『お笑い無法地帯』はしばらくパスかな。
苦肉祭
苦肉祭は毎月29日にやっているピン芸人のお笑いライブで、なんかディープだっていう話を聞いて行ってみました。場所は、中野のnakanofっていうところで、1Fの入り口で受付をすませて2Fに上がると、屋根裏みたいな雰囲気で、ひょっとしてこういうところにすごいおもしろい人が潜んでるのかもと、ちょっと期待させます。
ですが、始まってみると、最初の加藤生物っていう芸人こそ、その異常な動きがおもしろかったものの、後は笑いのツボがわからず、早く終わってくれないかなあと思うネタばかりでした。唯一、イラン人の芸人とデスペラードというユニットを組んでいるキューピー武井っていう芸人がピンでやったネタはおもしろかったな。色んなタイプの芸人がヨネスケ師匠にぶつかったらっていうネタだったけど、構成がちゃんと練ってあったと思います。
他の芸人のネタは変な格好をして騒ぐだけという印象で、飲み会の席ならともかく、しらふではつらいなと思いました。会場では結構ウケてる人もいたのですが、なんか他の芸人をネタにした、常連でないとわからない内輪ウケみたいなのが多いように感じました。初めて見に行った人もおもしろさがわかるように、丁寧に前フリしてくれるといいけど、そういうことができる人は、他の場所に行ってしまうのかなあと感じました。
周囲の人が笑っていて自分だけ笑えないと、とても寂しい気持ちになります。なので、途中の休憩時間で出てしまいました。南野やじとか見たかったけど、残念。
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コメント
苦肉祭は後半にいくにつれて面白くなっていくと思います。
ぜひまた挑戦してみてはどうでしょうか?
投稿: | 2009年6月 1日 (月) 22時50分
コメントに気づかず、返事が遅れてすみませんでした。そうでしたか、苦肉祭をは後半にいくにつれ面白くなるのでしたか。実は、僕に苦肉祭のことを教えてくれた人も、途中で出てきたことを話すと、「お勧めのあの芸人もあの芸人も出てきてないのに、なんてもったいないことを!」と怒られてしまいました。また行って、ぜひ後半まで見届けたいと思います(今度はちょっと一杯飲んでから行こうかなと思っています(^^))。
投稿: ポトフ | 2009年6月12日 (金) 02時38分