2011年2月12日 (土)

Strikeforce ヘビー級トーナメント!

2009年の年末の『Dynamite!!』で、青木が廣田の腕を折った後、相手を侮辱するシーンを見てから、嫌気がさして、すっかり興味を失っていた格闘技ですが、久しぶりに興味を引く大会が。

それは、2月12日開幕の『Strikeforce ヘビー級トーナメント』。(スポナビのサイトはこちら

なんと言っても、出場選手がすごい。ヒョードル、アリスター、ジョシュ、ヴェウドゥム、アルロフスキー、アントニオ・“ビッグフット”・シウバ、ハリトーノフ、ロジャース。(選手紹介のHPはこちら

ああ、この大会を日本でやってくれてたらなあ、と思わずにはいられません。

2月12日は、準決勝4試合のうち、ヒョードルVSアウントニオ・シウバ、アルロフスキーVSハリトーノフの2試合が行われ、3月にジョシュVSロジャース、アリスターVSヴェウドゥムの2試合が行われるようです。

アントニオ・シウバは、とにかく体格がものすごく、まるでゴリラ。格闘センスではヒョードルが上だろうけど、やはりシウバのパワーは脅威です。懐かしのヒョードルVS藤田の一戦を思い返すと、ヒョードルもそれほど打たれ強いとは言えず、シウバが打撃でKOという可能性もあると思われます。

個人的には、できれば、ヒョードルに勝ってもらって、決勝トーナメントで、ジョシュまたはアリスターと当たって欲しいと思っています。

アリスターVSヴェウドゥムは、2006年に『PRIDE無差別級GP開幕戦』で実現しており、このときは最初アリスターが押していたのに、2Rに失速して、最後はヴェウドゥムがガードポジションからの腕固めで勝っています。しかし、その後のアリスターの成長ぶりを考えると、今度はアリスターが勝つのでは、と思います。

格闘技なんかに興奮しているようでは、まだまだ修行が足りないかな、と思わなくもないけど、出場選手がお互いのことをリスペクトして最高レベルの試合を見せてくれたらな、と思います。happy01

 

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2008年4月29日 (火)

DREAM. 2がありますが・・・

今日4月29日は、『DREAM』の第2弾、ミドル級GP第1回戦があります。

でも、いまいち興奮しないんだなあ・・・。酷なことを言うようですが、ピークを過ぎた人が多すぎ

「いったい誰が本当に最強なんだ?」「あの選手とあの選手が戦ったらいったいどうなるんだろう?」

全盛期のPRIDEには事欠かなかったそういう話題や興味が今回のGPにはないように思います。そういう興味が湧いてくるためには、もっとたくさん普通の大会を開いて、その中で毎回圧倒的な強さを見せつける選手が何人か出てくる必要があります。そういう状態になってこそ、最強を決めるグランプリも盛り上がってくるというものです。

『DREAM.2』ミドル級GPは、そういった意味で、時期尚早かなって思います。時すでに遅しですが、今回は全部ワンマッチで、将来のGPへのストーリー作りにするぐらいでもよかったんじゃないでしょうか。

といいつつ、青木VSカルバンの再戦には、興味あり。前回のアクシデントでだいぶ興奮が冷めてしまいましたが、やっぱり、青木の寝技は果たしてカルバンに通じるのか、それともトータルファイターのカルバンが青木をボコボコにしてしまうのか、注目せずにはいられません。青木がラバーガードの体勢にカルバンを捉えることができたら・・・・。今度こそ決着をつけて欲しいものです!

あと、ミドル級GPに出場のホナルド・ジャカレイは強豪ですね! ブラジリアン柔術の大会であのホジャー・グレイシーに勝ったこともあり、プログラップリング大会でランディー・クートゥアと引き分けてるそうです。顔はちょっと色を黒くした郷野に似てるかな?いったいどんな柔術技を見せてくれるのか、楽しみ!

さらに、弁慶ガレシックと対戦するマゴメド・スルタンアクメドフの胸毛がすごい! 弁慶がこの胸毛野郎にどう立ち向かうのか興味大です!

 

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2008年4月26日 (土)

4月25日深夜放送のSRS

4月25日深夜放送のSRSは、「K-1 GP 2008 IN YOKOHAMA」特集第2弾。武蔵VS澤屋敷、シュルトVSハントの舞台裏などが紹介されました。

その中で印象的だったのは試合後に控え室で漏らしたハントの一言。

「シュルトのキック、まるで馬の蹴りみたいだったね

さすが身をもって体験した人はうまいこと言うなあ。


 

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2008年4月16日 (水)

K-1 WORLD GP 2008 IN YOKOHAMA

4月13日(日)放送の『K-1 WORLD GP 2008 IN YOKOHAMA』の感想を。

まずは、マーク・ハントVSセーム・シュルト。いや~、シュルトは強かった。最後の後ろ回し蹴りは見事。あの体格であんな動きをされたら誰もかなわないですね。まさに無敵の格闘ロボ

ハントも昔のタフネスがなくなってしまった気がします。ハントだったら、射程の長いシュルトの前蹴りやパンチにびくともせず、がんがんシュルトの懐に入ってパンチを当てることができるかもって期待してましたが、全然でしたね。やはりK-1のブランクが長すぎたか。

次の試合は、バダ・ハリVSレイ・セフォー。これも期待のカード。こんなにどんどんおもしろいカードを放送して後半大丈夫なんだろうかと心配しつつも嬉しくなります。試合開始から両者ハイスピードで打ち合い! いやー、すごい! セフォーも速いけど、手数、スピードともに若干バダ・ハリが上か。 しかも、バダ・ハリはパワーでもセフォーにひけをとらず、ガードの上からでもバダ・ハリの攻撃は相当効いているようです。そしてガードの合間を縫って、ついにバダ・ハリの膝がヒット!! たじろぐセフォー。 セフォーはガードを固めるだけになり、サンドバッグ状態。その上からバダ・ハリは、打ち下ろすような強烈なストレート! タフなセフォーを3回ダウンさせて見事にKO勝利しました。

いやー、バダ・ハリがスピードがあるのは知ってたけど、あそこまでパワーがあるとは驚きです。前にピーター・グラハムとやって顎を砕かれたときとは、体格が一回りか二回り大きくなったように感じます。一躍、打倒シュルトの第一候補に躍り出たかも。これは今後が楽しみ。

セフォーは、ハントと同様に、昔ほどのタフさはなくなったみたい。数年前のセフォーVSハントでお互いノーガードで殴り合ったときのタフさがあったら、セフォーもハントも今回のような負け方はしなかったのではと思います。

続いて、期待のテイシェイラ登場。藤本がテイシェイラのローで骨折しなければいいけど、と心配してましたが、試合が始まってみると、その心配は無用でした。 テイシェイラ、藤本のパンチにびびり過ぎ! 藤本のパンチが怖くて間合いを詰められないみたいで、ローの空振りが目立ちます。 んー、極真の試合のときの躍動感はどこにいったんだ? 試合は2回の延長で5ラウンドめにして、ようやくテイシェイラのパンチがヒットしてテイシェイラのKO勝利。でも、意外な凡戦にがっかり。

極真は、普段の試合から顔への打撃もありにしないと、お互い接近して胸や腹を殴り合う今の試合スタイルでは、実戦的な格闘技として最強を主張することができないんじゃないかなって思いました。まあ、テイシェイラの身体能力はすごそうなので、今後に期待です。

次の試合は武蔵VS澤屋敷。どうせ澤屋敷が勝つだろうとあまり期待していなかったのですが、試合が始まってみると、武蔵強い! 一発一発に気合い入りまくり! いいミドルが何発も澤屋敷の脇腹に入ります。そして、軽く膝蹴りでガードを下げさせてからミドルと見せかけた左ハイ!! 澤屋敷は前のめりに倒れ込みます! なんとか立ち上がったもののふらふらで、ポーズをとるだけで、ぐらっときています。そこに武蔵が非情なラッシュ! 3回のダウンを奪って、見事な勝利です。

いやー、今回の武蔵の試合はおもしろかった! 4月12日のブログで武蔵の試合はなぜか興奮しないとか書いて申し訳なかったなって思います。試合後のマイクアピールもよかったし、まだまだ日本人トップは武蔵ですね。次の試合が楽しみです。

期待のアレックス・ロバーツとグラウベ・フェイトーザの試合は2Rからの放送。アレックスもいいパンチを出すものの、グラウベの方が手数でも正確さでも上回るようで、だんだんアレックスの顔が鮮血で染まります。そして、最後は必殺のブラジリアンキック!! たまらず倒れるアレックス。やはりK-1初戦でいきなりグラウベは酷でした。

でも、試合後のインタビューをスポナビで見たら、本人は1R終了時は勝てると思っていたみたいです。1Rの試合も見たかったなあ。

今回は1時間半の放送枠で、テレビ放送されたのはここまで。前田慶次郎VSマイティ・モー、ピクチュノフVSハリッド・デ・ファウストなどの試合は放送されませんでした。見たかったなあ。

今回のK-1は、テイシェイラは期待はずれだったけど、あとは大満足。特に武蔵の試合はよかったです。今後のK-1も楽しみ。果たして、シュルトを倒せる男は現れるのでしょうか???

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2008年4月12日 (土)

4月11日深夜放送のSRS

4月11日深夜放送のSRSは『2008年K-1開幕戦 横浜大会』直前スペシャルその2。

今回は、前回紹介したハントVSシュルト、テイシェイラVS藤本、バダハリVSセフォーに加えて、武蔵VS澤屋敷の日本人頂上対決を紹介。でも、この日本人対決には個人的にはあまり興味が湧きません。武蔵は頑張ってるなとは思うけど、試合を見ても何故かいまいち興奮しません。バンナを倒した澤屋敷には期待しているので、ここはすっきり武蔵を倒して、日本人トップとしての地位を固めてくれたらなと思います。

SRSでは、ショートビデオで、前田慶次郎VSマイティ・モー、グラウベ・フェイトーザVSアレックス・ロバーツ、アレクサンダー・ピチュクノフVSハリッド・デ・ファウストなどの試合も紹介していました。

この中で、特に注目は、アレックス・ロバーツ。この間、ハードディスクに録り溜めた番組を整理していたら、2年前のSRS『関根勤のお取り寄せバトル』で、2006年3月26日にディファ有明で開催された『R.I.S.E. G-BAZOOKAトーナメント2006』で優勝したアレックス・ロバーツが紹介されているのを発見しました。

このときのアレックス・ロバーツは圧巻。ムエタイみたいなアップガードの体勢から、組み付く前に脇腹めがけて放たれる膝のタイミングと威力は抜群! あれを食らったら、さすがのグラウベもまずいのでは? アレックスは日本で小学校の英語教師もしているとかで、日本語も流暢。眼鏡をかけてぺらぺら日本語をしゃべる様子はとても格闘家には見えない、優しい好男子でした。ちなみに好きな日本食は寿司で、特にビントロ。好きな女性はソニンや藤原紀香だそうです。

いよいよ明日は2008年K-1開幕戦。楽しみ~。

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2008年4月 9日 (水)

K-1 MAX 2008開幕戦

『K-1 MAX 2008開幕戦』を見ました。

やっぱり印象的なのはKOシーン。

イム・チビンを一撃で倒した城戸の膝蹴り、鉄の拳ザンビディスに見舞ったアンディ・サワーの逆転のハイキック、ともに痺れました。

でも、なんといっても劇的だったのは魔裟斗がカラコダを倒したシーン。僕は追っかけ再生で見ていたのですが、最初、何もしていないのに、軽く魔裟斗が身体を押しただけでカラコダがふらふらと大の字に倒れたように見えました。

え、いったい何が起こったの??

と思って、巻き戻してスロー再生すると、何と、画面手前で左から右に移動するレフェリーの角田師範の頭部で2人が隠され、肝心のシーンが見えないじゃないですか!

角田師範、なんちゅう絶妙なタイミングで移動すんねん!” 

と、心の中で関西弁で悪態をつきつつ、少し進めてみると、別角度からの映像が流れ、衝撃の一瞬を確認することができました。

すごかったですねー、魔裟斗の右フック。ボクシング世界王者にあれをきめるとは、魔裟斗の強さは半端じゃないですね。ほんと、強いっす。

で、事情がわかってから、最初に悪態をついた映像を改めて見直すと、これがなかなか味わい深い。

攻める魔裟斗とガードを固めるカラコダ。2人の姿が角田師範の頭で隠れたその刹那、魔裟斗の必殺の一撃が炸裂! そして、角田師範の頭が通過し2人の姿が見えたときには既に勝負は決しており、崩れ落ちる敗者カラコダ。。。んー、稲妻が光る一瞬に勝負が決する漫画の中の剣豪同士の戦いみたいじゃないですか。

これで決勝で戦う8人が出そろいました。楽しみですね!


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2008年4月 6日 (日)

極真現役王者がK-1参戦!

4月4日(金)深夜のSRSは、4月13日開催のK-1横浜大会特集・前編。

この日は、王者セーム・シュルトと対戦するマーク・ハント、藤森と対戦するK-1初参戦の現役極真空手王者エヴェルトン・テイシェイラ、バダ・ハリと対戦するレイ・セフォーを紹介。

うーん、どの対戦も楽しみ!ハントの打たれ強さと一発の威力があれば、シュルトを倒せるかもしれません。また、セフォーは、これまでもカラエフやマヌーフなど一回り小さい相手を叩きのめしており、バダ・ハリも餌食になる気がします。

でも、特に楽しみなのは、テイシェイラ。何と言っても現役の極真空手チャンピオン。前にSRSで見た極真の大会では、前蹴り一発で相手を場外に吹き飛ばす、すさまじいパワーを見せつけていました。その力がK-1のリングで、どれぐらい発揮されるのか、今からわくわくします。

この日のSRSでは、テイシェイラにインタビューを敢行。さらに、スマイリーキクチ(なんか、さだまさしに似てる?)がミットの上からテイシェイラのローキックを身をもって体験! 木の葉のように吹き飛ばされたスマイリーキクチは、「軽自動車です・・・」と息も絶え絶えのコメントを発するのが精一杯でした。でも、テイシェイラによると、それでも40%の力ということで、100%のローキックだったらいったいどうなっていたことか・・・恐ろしい。

番組では更に、テイシェイラが道着を脱いで、その鍛え上げられた肉体を披露。マッキーが胸のあたりの筋肉を触ってみたところ、意外に柔らかく、「おっぱいです」と言っていました(笑)。でも、良質の筋肉ほど柔らかいっていいますよね。

対戦相手が藤森なので、潜在パワーのどれだけが引き出せれるか、やや疑問ですが、ほんとに楽しみです。

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2008年3月23日 (日)

3月21日放送のSRS

3月21日深夜放送のSRSは『戦極 初陣』の特集!! いやー、うれしいなあ。この間、TBSで『DREAM』を放送していたけど、やっぱり格闘技放送はフジテレビでないと。

ひょっとしたら、次回の『戦極』は2時間枠でフジテレビの放送があるのかな? SRSでの『戦極』特集は、そんなことを期待させてくれました。

番組では、少し前の『にてんのか!』のときに登場した格闘ものまね芸人、グラップラーたかし(元、直井たかし)、檜山豊(腕の毛がすごい!)、木村晃健をゲストに迎え、彼らのものまねを交えつつ進行。グラップラーたかしの猪木の物真似は似てると思うけど、あとの二人のモノマネは微妙。

滝本VSサイボーグなどはさらっと紹介されただけで、詳しく紹介されたのは以下の4試合:

藤田VSピーター・グラハム
三崎VSバハドゥルザダ
五味VSドゥエイン・ラドウィック
吉田VSジョシュ

んー、おもしろい!

まず、グラハム大きいって思いました。バダハリと並んだときのグラハムはずんぐりしてさほど背は高くないイメージでしたが、藤田と並ぶと大きく見えますね。ということは、バダハリはもっと大きいのか。K-1の選手ってでかいですね。

試合は何度かタックルを切られるものの、結局テイクダウンした藤田が素早くサイドに回り込み(藤田、動き速くなった?)、グラハムに何もさせず上四方固めでのチョーク(ノースサウスチョークっていうらしいです)でタップさせました。こういう、どうなってるんだ?っていうような技が出るから総合はおもしろいですね。藤田は一発もグラハムを殴らなかったんじゃないかな。

三崎とバハドゥルザダの殴り合いもすごかった。三崎はボディへのパンチがうまいですね。

五味は久しぶりの試合ですが、猫科の猛獣のようなしなやかさが戻っている気がしました。やっぱ強いわ。カルバン、青木、キッド、メレンデスあたりとやって欲しいなあ。『DREAM』と『戦極』の大連立っていうのはないのかな。。。試合後のマイクアピールで五味が声を詰まらせていたのにも感動しました。またガンガンいい試合を見せて欲しいものです。あと、五味がいいパンチを当てたあと、「やったぁー!」とばかりに一瞬ばんざいしかけたのに笑いました。まだ試合終わってないのに。久しぶりの試合でプレッシャーがあっただろうし、よっぽど嬉しかったんだろうなあ。

吉田VSジョシュは、写真では見ていたけど、いきなりのバックドロップ、やっぱり映像で見るとすごいですね。いやー、SRS、ありがとう。試合は、前半こそ吉田がパンチで押し込むシーンもあるものの、後半は一方的にジョシュが出す攻撃を吉田が耐える展開みたいでしたね。まあ、トンプソンに体力負けした吉田だから、こうなることは予想してましたが。

次の『戦極 第二陣』には、ヘビー級の次世代グレイシー、ホジャー・グレイシーが登場するとか。誰とやるんだろう? 楽しみ~。 ジョシュとやるんだったら見に行こうかな。

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2008年3月17日 (月)

将棋と総合格闘技

僕は将棋と格闘技が好きです。

昨日、第58回NHK杯将棋トーナメント決勝の解説で、森内名人が、「佐藤さんはボクシングでいうとハードパンチャーという感じで、普通は相手のパンチを受けないようにして距離をとっていくのですが、佐藤さんの場合は相手に打たれても関係なく攻めていくというところがありまして・・・」と、佐藤NHK杯選手権者の棋風をボクサーに喩えて解説していましたが、僕も常々、将棋と格闘技(特に総合格闘技)は共通点が多いなあって思っていました。

まず、どちらも鍛え上げられた超人同士の戦いというところが共通しています。素人が束になっても勝てない強者同士の力比べは、見る者を興奮させずにはおきません。

将棋も総合格闘技も、ガードを固めるばかりでは勝てませんが、攻めるとそこに隙が生じて相手の攻撃を食らうリスクが生じます。また、攻めばかりでガードが甘いと、多くの場合カウンターをくらって負けてしまいます。ゴングアンドダッシュみたいな急戦調の試合もあれば、スタミナ勝負の持久戦もあります。ガンガン攻め込んで勝勢と思っていた方がスタミナを消耗して、一気に逆転負けということもあります。一流棋士は、得意な戦形はあっても、どんな戦形にも対応できる必要がありますが、総合格闘技の選手もレスリング出身、キックボクシング出身を問わず、結局、打撃と寝技の両方に対応できないと一流選手になれません。

このように共通点の多い将棋と総合格闘技ですが、大きく違う点があります。勝負が決まった瞬間です。総合格闘技では、勝った方は喜びを爆発させてコーナーポストに上り、自分の強さを観客に猛烈にアピールし、負けた方はリングにぐったり横たわってリングドクターの診断を受けていたりします。一方、将棋では、勝った方も負けた方も、あるいは盤面を見つめて、あるいは虚空を見つめて、「あそこのあれ、どうでしたかね」などとぶつぶつ言ってたりして、試合後の様子を見ても、どっちが勝ったんだかよくわかりません。

これを逆にしたらおもしろいのになあ。例えば、将棋で勝った棋士が、カメラに向かって「うぉー!!」って雄叫びを上げて、負けた方は頭を抱えてその場にうずくまる、なんてなったらおもしろいだろうなあと思います。

もういっそのこと、対局場への入場のところから全部、総合格闘技風にするというのはどうでしょう?

場所は後楽園ホール。対局者は、それぞれの師匠や兄弟子、弟弟子を引き連れて、テーマ曲に乗って入場。実況アナウンサーは、過去の対戦成績などにも触れて、その対局に望む対局者の気合いを紹介したりします。例えば、「3ヶ月前の竜王戦で4連敗した屈辱を俺は決して忘れない。今日のこの日のために俺は耳から血が出るまで脳を鍛えてきた。貴様は王手もできず俺の前に頭を垂れることになるだろう! 今、羽生3冠、リングインです!」みたいな感じ。

リングインした対局者は、おでこを突きあわさんばかりに睨み合い! 長考されると観客が退屈するので、最初から一手1分。

試合が始まると序盤こそ静かなものの、駒がぶつかり合い、中盤のねじり合いに入って観客の予想を越えた手が出るようになると、一手ごとに歓声が!

アナウンサーも、興奮して実況します。
「おーっとこれは強烈な一撃だぁ。飛車が王のサイドに回って強烈なボディーブロー(王手のこと)! だが○○七段、まだ試合を投げてはいない。その目は死んでません! おーっと、ここでブロック(合駒)せずに王をスエー(移動)させてディフェンスだぁ。これは大胆! 既に攻撃を見切っているのかぁ? しかしそこに容赦なく角を打ってくるぅ! これはえげつない!」

お色気も欲しいので、持ち時間を10分使うごとに「10分経過ァ、10分経過ァ」とアナウンスし、それと同時に「10分経過」と書かれたプラカードを持ってラウンドガールがリング上を一周します。

持ち時間が少なくなってくると、今までは「○○八段、残り3分です。10秒,..1、2」なんて落ち着いて言っていたけど、こんどは「ラスト10ミニッツ、ラスト10ミニッツ!」と英語で場内アナウンス。

そしてついに一方が「ありません」若しくは「参りました」と頭を下げるときがくると、
「タップです! ○○八段タップー!」
「最後は○○八段の心が折れたね。決めにいったときの○○七段の大胆な飛車切りに鳥肌が立った」
なんて実況と解説が入ります。紙吹雪が舞い、壮大な曲が流れ、関係者がリング内になだれ込みます!

勝った棋士はコーナーポストに駆け上がって、自らの頭を指さし、観客に猛アピール! 「入玉、だめだよ。即詰みじゃなきゃ!」とマイクアピールもします。

一方敗者はうなだれて盤面の駒を並べ直したりなんかします。

んー、絶対実現しないと思うけど、あったらおもしろいだろうなあ。

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3月14日放送のSRS

3月14日(金)深夜放送のSRSは、先日行われた「K-1 WORLD GP ハンガリー大会」の紹介。ゲストは三浦靖子と角田信朗師範。

試合映像を見て、これは強いって思ったのは、ハンガリーのバダ・ハリの呼び名もあるKO率90%のアティラ・カラチと、名門ゴールデングローリー所属の弱冠21歳エロール・ジマーマン(すごい名前だ)。エロール選手は、ボンヤスキーをもうちょっと体格良くしたみたいな感じ。

試合映像もおもしろかったけど、映像を見た後の角田師範の解説がよかったですね。

「カラチ選手の右パンチは脇を閉めた状態からそのままシュポポポポポーンと南京玉すだれのように真っ直ぐ伸びてくるので、受ける側は点に見えて遠近感がつかみづらく被弾してしまう」、とか、「エロール選手はオランダ伝統の対角線コンビネーションなんだけど、ローを打つとき、相手のカウンターのパンチを食らわないよう必ず頭をサイドにずらしている」、とか、大変為になりました。角田師範ありがとうございました。

「角田信朗の経験者に見える立ち技講座」もおもしろかった。拳を動かすのではなく、肘と肩胛骨を動かすことがポイントだそうです。

あと、エロールの対戦選手だったダミール選手に対する三浦の「ダミール選手はデコルテのエステに行った方がいいと思う」っていうコメントがツボでした。確かに、首から胸にかけての肌が荒れて汚かったけど・・・。

先週と先々週の「似てんのか!」と名打った格闘技系ものまねバトルもおもしろかったし、やっぱりSRSはおもしろいなあ。

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